Web業界に転職したい!でも未経験だしもう20代後半になっちゃったし、ムリかな・・・。
と考えているあなた!諦めるのは早いです。僕は新卒で金属加工メーカーに勤めていましたが、27歳で未経験のWeb業界(ECサイトを運営している会社)に転職しました。
結論から言うと20代後半で未経験でもWeb業界への転職は出来ます。むしろやる気と能力があればそれ以上の年齢でも可能だと思います。
あと入る会社にもよると思いますが、学歴もあまり関係ない世界だと思います。
職業訓練校で知り合った僕の知人は最終学歴が高校卒業(専門学校中退)で転職歴ありまくりの当時35歳でしたが、現在は都内のWeb制作会社でバリバリ働いています(もちろん正社員です)。
⇒職業訓練校の話はまた別の記事で詳しく書きます。
しかし「やる気と能力があればイケる!」的な話は色んな人がブログに書いていて、読んでいても「だから具体的に何すればいいんじゃい!」と思う内容が多いです(僕がそうでした)。
このブログでは僕が実際に転職するまでにやったことをご紹介しますので、1つの方法として参考になれば幸いです。
職業訓練校に3ヵ月通う
職業訓練校ってご存じですか?
失業者(雇用保険加入者)を対象にした就職支援プログラムのことで、失業保険を受けながら、つまりお金をもらいながら学校へ通うことが出来るのです!
僕は公共職業訓練校に3か月間のWeb制作コースがあったので、そこでWeb制作の基礎知識を学びました。
授業の内容はhtml,css,JavascriptとPHPを少々といった感じでした。
僕の場合、仕事を辞めたあとに偶然この制度を知りました。
しかもこの職業訓練校というのは抽選制で、運よく抽選に通ったというノープランでかなり危ない橋を渡りました。(笑)
どちらにしても在職者は受講することが出来ないので仕事を辞めなければならないのですが、せめて次回の訓練日程がいつなのか把握してから仕事を辞めることをオススメします。(笑)
詳細は厚生労働省のWebサイトに紹介されていますので調べてみてください。
厚生労働省-職業訓練(就職に向けてスキルを身につけたい方へ)
職業訓練校に通うだけじゃダメ
これは何をする上でもよく言われていることですが、「教えてもらうだけ」の姿勢では3ヵ月後にWeb業界に転職出来るようなスキルは身に付かないでしょう。
通っただけ、授業を聞いて言われた通りやっていただけ、では残念ながら大したものは作れるようになりません。
教えてもらったことを反復する、応用して自分なりにWebサイトを作ってみる、こういったことを繰り返している人がやはり卒業後に希望する職種への転職に成功していました。
毎日Webサイトを見て、「ここの部分はどうやって作っているんだろう?」とか「このデザインかっこいいからマネしたい」と思ったことを分からないなりにやってみる、先生に聞いてみるという姿勢が大事だと思います。
卒業してWeb系の仕事に就けるのは30%くらい?その真相は
裏付けとなるデータがないので体感的な話になりますが、職業訓練校のWeb制作コースを卒業してもWeb系の仕事に就く人は1クラスの中で、多くても30%くらいだと思います。
僕の先生も例年それくらいだと言っていたし、2ちゃんねるのスレッドでもそんなことを言っていたような・・・(ソースが2ちゃんかよ!という話ですが笑)
しかし勘違いしてほしくないのが、それは訓練校に行くことが意味がないことではないということです。
少なくとも僕は行った意味があったと思ってますし、僕が仲良かったクラスの人たちも本当に行って良かったと言っていました。
じゃあなぜそんなにWeb系への就職率が低いのか?というと、前述したような「ただ通っているだけ」の人がクラスの大半を占めているからです。
職業訓練校には色んな人が来ます。真面目にキャリアチェンジのために来ている人、同業へ転職するつもりだがそれまでのつなぎで来ている人、先の見通しもなくただ通えばお金がもらえるから来ている人。
ネットを見ていると「訓練校に通ったって意味ない!」とかいう意見を目にしますが、それは上に書いた「ただ通っていただけ」の人が就職できなくて言ってるだけだと僕は思っています。
何でもそうですけど中途半端なヤツとやったこともないヤツが一番批判したりダメ出しします。
どうかそんなヤツらの言うことを真に受けず、自らの可能性の芽を自ら摘み取るようなことのないよう頑張ってほしいと思います。
まあ本気の人はそんなヤツらの言うことは何とも思わずがむしゃらにやるとは思いますが。
飲み込みの早い人、熱意のある人と友達になろう
貴重な3ヵ月間でスキルを磨くために手っ取り早いのが、飲み込みの早い人や熱意のある人と友達になることです。
職業訓練校の良いところは、幅広い年齢の人が来ていて、それでいて本当に学校のようなノリで接することが出来ることです。
仕事ではないのでみんなフレンドリーで、すぐに打ち解けることが出来ると思います。
仕事という利害関係でなければ人はこんなに優しいものなのか・・・と感動すら覚えました。笑
熱意のある人は授業の間や昼休みなどに話をしていればその熱量が分かってくると思います。
また授業中にPCで課題を制作することが多いのですが、教室を見ているとその課題を終えるのが早い人と遅い人が分かれてきます。
課題がいつも早く終わっている人は飲み込みが早い人と思って間違いないでしょう。
こういう人達と仲良くなれると、授業でいまいち理解出来なかったところを教えあったり、ビジョンについて話をすることでモチベーションを上げることができます。
それにたいていこういう人達は家に帰ってサイトを自作してきて見せ合いしたりするようになるので、刺激になって良いことづくめです。
逆に上で書いたような、目的がはっきりしていないような人達と仲良くなってしまうと危険です。
学校が終わったら飲みに行ってばっかりみたいな人達もいました。当然Web制作のスキルなど身に付くはずもなく、Web業界への就職はしていませんでした。
とりあえずアルバイトでも良いから実務経験を積む
職業訓練に通いながら、2か月目の中旬あたりから仕事を探し始めましたが、今になって思うことは「アルバイトでも良いからまず実務経験を積む」ということです。
正直な話、この業界は最初に入り込むハードルがけっこう高いです。
未経験の人が最初から正社員で仕事を探すと、このハードルがグッと上がります。
バイトの求人ですら「実務経験1年以上」とか「photoshop/dreamweaverを実務レベルで使える方」とか言い出す始末ですからね。
まあ僕の場合はWeb制作ではなくECサイト運営という職種にこだわったため、余計に求人数が少なかったということもありますが・・・。
当然ながら正社員よりもアルバイトの方が雇用のハードルは下がりますので、とにかく実績を作るためにもまずはアルバイトでも良いから実際の現場で働いてみるというのは1つの選択肢としてオススメします。
僕の場合はアルバイトで拾ってもらって、そのまま3か月くらい頑張って働いていたら社長から「社員になるか?」と言われて、6か月後に正社員雇用になりました。
これは運が良かったのもありますが、アルバイトからでも仕事をけっこう頑張っていれば正社員にしてもらえるんだなということを実感しました。
とにかく雇う側から「こいつは手元に置いておきたい」と思わせればいいんじゃないのかなと思っています。
ただ僕は最初にやはり正社員という雇用形態にこだわってしまったこともあり、卒業後2か月くらい職を探すというなかなか辛い時期を過ごすハメになりました・・・笑
なのでバイトでもいいんじゃ!という死にもの狂いの姿勢は大事かなと思います。笑
あとはこの業界は面接の際にポートフォリオという自分の制作実績を持っていくのがけっこう基本なのですが、これについてはまた別の機会にご紹介します。
まとめ
簡単に書くと職業訓練校に通う⇒バイトするという恐ろしく簡潔な内容でしたが、僕はこんな感じで異業種から転職しました。
この業界は普通の所謂サラリーマン的な業界と違って「とにかく使えれば前職とか転職の回数とか気にしな~い!」という風潮があるような気がします。
その「使える人材」であることをいかにアピールするかが実務経験有り無し問わず大事かなと思います。
独立もしやすい業種だと思うので、独立志向の方は向いている世界かもしれません。
今回触れた職業訓練校についてはまた別の機会に複数の記事でかなり詳細にご紹介する予定です。
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