カナダのバンフからこんにちは。
バンフは寒い日々が続いています。
最近の平均気温はマイナス5〜10℃くらいで、これでもだいぶマシな方です。
12月中旬くらいが非常に寒くて、最低でマイナス35℃になった日がありました。
未曾有の寒さで、これくらいの気温になってくると鼻の穴とか髪の毛とかが凍ってきます。笑
そしてこの寒さに慣れると、マイナス10℃くらいまではパーカーとかで過ごせるようになってきます。
寒いところには絶対に住めないと思っていたのですが、人間住めば意外と慣れてしまうんだなと自分に感心しました。
住めば都ってやつですね。
さて今日のテーマは「ワーホリ後の人生について」です。
これからワーホリに行ってみたいと思っているけど、ワーホリって「ただの遊び」って企業に思われるって聞くし・・・日本に帰ったらちゃんとまた就職出来るの?
と不安に思う人も多いでしょう。
そこで今日は現在カナダへ夫婦(共に30歳)でワーホリ中の僕がそこんところについてお答えしたいと思います。
30歳で夫婦でワーホリとか人類史上一番ヤベー奴らだって思ったでしょ?笑
そんな僕らだから説得力もあるんじゃないかなって思っています。
特に20代後半、ギリホリで行こうかどうか迷っている人たちに見て欲しいです。
まあ何というか心構え的な話になりますが、良かったら参考にしてください。
ワーホリから帰ってきたその後が大丈夫かどうかは本人次第です
身も蓋もないですが結論はコレです。笑
ワーホリに行く前のビジネススキルがどのようなものかによって、帰国後の仕事というのはかなり左右されるでしょう。
例えば美容師や看護師、薬剤師さんなどは引く手数多なので再就職も余裕シャクシャクでしょう、特に看護師かな。
逆に企業の一般事務とか、特に目に見えるスキルを提示出来ないような職種についていた人は再就職に苦労するかもしれませんね。
まあとは言え、日本に住んでいてなんとかならないワケがありません。
僕たちなんてカナダに来た翌日、ホームステイ先の地域一帯が超大規模な山火事になって交通機関が全面ストップ、いきなり行き場を失ったけどそこから仕事と住まいを見つけて今に至るんですから。
はっきり言って日本で生きてくとか余裕過ぎます。もう今はそんなに住みたいと思わないけど。笑
とにかく
選ばなければ仕事なんていくらでもあるしどうにでもなるんです。
ただ、出来れば仕事は選びたいというのも心情、それも分かります。
とくに日本の会社は人を人と思わないような、バカみたいな働かせ方をするクソ企業が多いので警戒した方が良いのはたしかです。
ワーホリのその後大事なのは稼ぐスキルがあるかないか。
よく言われるのは「ワーホリなんて1年2年遊びに行くようなもんでしょ。行ったら帰ってきてもまともな就職先なんてないよ」という話ですが、僕は全然こうは思っていません。
というかこういうことを言ってる人の考えってすごく「サラリーマン脳」というか、就職やサラリーマンとして働くこともビジネスの延長にあることだと理解していない人なんだなと感じます。
つまり会社側(雇う側)からしてみれば、別にその人が海外で1年フラフラしていようが、会社に利益をもたらす人材であれば採用したいんです。
日本のサラリーマン(だけか知らんが)はこういう視点がスッポリ抜けていて、とにかくレールから外れたら死ぬと思ってる人が多い。
それはただ自分の見識が狭いだけだということを知った方が良いです。
つまり大事なことは「稼ぐスキルがあるかどうか」ただそれだけです。
これがあれば1〜2年海外に行ってようが帰国後余裕で働けます。
ないならスキルを磨けばいいだけです。
僕の場合はワーホリに行く前はWeb系の仕事に就いており、その仕事を辞めていまカナダに来ています。
そして帰国後は現在同業でフリーランスとして活動している友人と一緒に仕事をしていく予定です。
というかすでに時々こっちにいながら制作の案件などの仕事を友人からもらってやっています。
僕は新卒で機械加工メーカーに入社し、すでにサラリーマンに向いてないと感じていたので当時から独立を意識していました。
そして独立しやすくリモートワークが可能なWeb業界に未経験で潜り込み、2弱年働いて独立(?)しました。
これから帰国後どうなるかはまったくわかりませんが、特に不安はありません。
むしろこんだけ大企業の不祥事・吸収・合併が相次いでいるのに、未だにサラリーマンが安泰だと思っている人たちの方がよっぽどヤバいと個人的には思っていますよ。
なので結果的にこの業界に来て本当に良かったと思っています、やろうと思えば海外のどこにいたって仕事が出来ますからね。
僕はもう日本の会社でサラリーマンをやりたくないですし、日本の会社もこんな意味のわからない経歴の人間を雇いたくないでしょう。
お互いのためにこれで良いんです。笑
もう一度言いますが、これからの世の中大事なことは
稼ぐスキルがあるかどうかです。
高学歴だとか資格があるとか、そんなもんは新卒くらいの時しか役に立ちません。
中途なのにそんな理由で断ってくる会社は間違いなく先が長くないので行かなくて正解です。
可視化出来る稼ぐスキルを身につけましょう。
これがあればフリーランス的に生きることも企業で働くことも、あるいはその両方を合わせて生きていくことも出来るようになります。
「企業で働くしかない」のと「企業で働くこともできる」、この選択肢があるのとないのとでは大違いです。
これからの時代収入源を複数持つのが普通になっていくでしょう。
つまりそもそもワーホリ後の生き方を「企業での就業中心」から上のような考えにシフトするべきだと僕は思っています。
そうするとワーホリ前の準備期間でもワーホリ中でも自分のすべきことが明確になってくるんじゃないでしょうか?
だから僕は帰国後には今よりもっとWebのスキルを上げていたいので、カナダにいてもプログラミングを勉強したりアフィリエイトでマネタイズしたり、WebライティングやWeb広告運用などを行ってスキルとノウハウを蓄積しようとしています。
あとはもちろん英語の勉強もです。
ワーホリに行きたいくせに帰国後の安定も欲しいなんていうのは甘え
はっきり言いましょう、多くの人にとってワーホリはただのホリデーです。
ただの長期海外放浪です。自分にとってはそうではなくとも日本の企業はあなたをそう見ます。
これは客観的な事実です。
大事なのはその事実ではなく、それを踏まえてどうするか、です。
人生の選択は基本的に自己責任なので、自分の人生を「誰かに責任取ってもらいたい」と思いながら生きてる人はそもそもワーホリに行かない方が懸命でしょう。
つまり「誰かが良いって言ってたからやる」、もしくは「誰かが止めた方が良いって言ってたからやらない」というような考えの人です。
もちろん自分の考えの判断材料の1つとしてそういう情報を集めるのは大アリです。
しかし「誰かが言ってたからそうする」という風に他人の意見をそのまま鵜呑みにして判断してしまうのは危ないです。
こういう考えの人は「ワーホリに行ったのは良かったけど日本に帰ったきたら満足出来るような条件の仕事に就けなかった。やっぱりワーホリはキャリアを壊してしまう。だからワーホリは止めた方が良いです。」とかYahoo知恵袋や発言小町に書くような人になってワーホリに行っても後悔するので止めた方がいいです、たぶん。
そういうデメリットを踏まえてもどうしても行きたい、それを乗り越えるにはどうしたら良いんだろう?
そこまでしても行きたい人は絶対に「本当に行って良かった!」と思える経験が出来ると思います。
そしてそこまでしても行く価値が僕はワーホリ(だけじゃなく旅全般)にはあると思っています。
一番ダサいし何も身につかないのはすべてが中途半端になること
一番ダサい上に行った意味がほとんど無くなってしまうのは、すべてが中途半端になってしまうことです。
つまりワーホリに行ったけど英語もまったく伸びてない、何かのスキルを得てきたわけでもない。
「ただ行ってきただけ」はっきり言ってこれはすごいダサいです。
20代半ばまでの若い人ならこれでも良いのかもしれません、初めて行った海外でワーキャーして友達と遊んで最高の1年でした、みたいな。
特に20歳前後の子たちなんてそれで全然良いでしょう、それ自体が人生の貴重な経験です。
しかし30代に差し掛かろうとしている人たちがこれをやっちゃうのはどうなんだろうとは思います。
そりゃーんなことやってたら日本帰ったら居場所もねーし仕事もねーよ!って思いません?
知り合いの悪い例を引き合いに出して僕も性格が悪いなって思うんですがちょっと聞いてください。
僕の知り合いで仕事を辞めてワーホリでオーストラリアに行っていた人がいるんですが・・・。
出発前に「もう日本には帰らないかもしれない」「向こうでワークビザを取って少なくとも数年はいるつもりだ」と言っていたのでみんなで盛大に彼を送り出しました。
しかし結局
きっかり1年で彼は日本に帰ってきて、英語もまったく話せずしまいには元に居た会社に戻りました。
まあ良いけどね・・・まあ良いんだけど・・・。
帰国後、「1年居たくらいじゃ英語なんてペラペラにはならない」なんて言ってて、それはたしかに自分もいまカナダに来てそう思うんだけど、彼が当時Facebookに投稿した英文を見る限りそういうレベルにすらなっていないと今は思います。
当時は僕も英語がさっぱりだったから彼の英語力が全然わからなかったけど、たぶん僕が帰国して彼と英語で話したら彼より数段僕の方が話せるでしょう。
この話、要は「出発前の決意は何だったの!?」ということです!
本人には絶対言えないからここでこの話出来て本当にすっきりした!ブログやってて良かった!笑
彼のようになってしまうと企業からも周囲の人からも「マジで何しに行ってたの?」状態になります。
まあ彼の場合は元の会社に戻れたので良かったのかもしれませんが・・・。
僕から言わせりゃ出戻りってそれすらもダセーなと思ってしまいますけどね。
あー性格悪くてごめんなさい。
まとめ
すごいとっ散らかった内容になってしまいましたが、何とかまとめるとこうです。
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帰国後も選ばなければ仕事はいくらでもある
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帰国後に仕事を選びたいなら「稼ぐスキル」を磨け
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中途半端が一番ダサい。ギリホリなら「ただ行った」だけではなく何かしら目に見えた何かを得て帰ってくるべきでは?(帰国後のキャリアのためにもね)
なんだか厳しいことばかり言ってしまってすみません。
この記事を読もうと思った人はもっと「大丈夫大丈夫!何とかなるよ!」みたいな安心したい気持ちがあっただろうに、それをことごとくブチ壊してしまいました。
でも大丈夫!何とかなります!僕もいつもそう思ってます!
ただワーホリに行くのはキャリアプラン的には手放しでノーリスクってわけではないことは認識しておいてください。
どうにでもなるけど、どうにかするのは自分次第ってことです。
まあでも特に最近は人手不足で求人も増えているので帰国後も仕事は見つけやすいでしょう。
とにかくギリホリの人たちはワーホリ後、帰国するにしてもその国でワークビザを取るにしてもただただホリデーしてたらキャリア的には不利になっていくだけなので気をつけましょうということです。
ただちゃんと何かに取り組んでいる人は道が開けてきますよ。
僕の友達で高校卒業就職した会社を辞め、20歳から30歳まで日本と世界中の国々を行き来して旅をし続けていた人がいるんですが、彼はいつも英語を勉強し続けていたので帰国後翻訳関係の仕事に就きました。
帰国後、まったく勉強せず初めてTOEICを受けたら830点だったと言っていました。ちゃんと勉強したらすぐに満点を取れるでしょう。
約10年間のブランクがあったわけですが、彼の場合はブランクにならなかったというわけです。
僕も彼のように何かしらスキルを身につけて帰国したいと思っています。
それではまた。
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