日本人が英語を話せない理由。たった1つの意識で話せるようになる

セブ島留学
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こんにちは。

テレビでバイリンガルの俳優さんなんかが海外の人と英語で会話してるのを見て、「かっこいいなー、あんな風になりたいなー」と思うことありますよね?

少なくともちょっとは思ったことがあるはず!

しかし多くの日本人は外国人に「Hi,How are you?」と言われても「ぐぬぬ・・・」となって何も言えない人が多いのではないかと思います。

仮に学校で習った通り「I'm fine,thank you」と返せたとしても、その後「What did you do yesterday?」とか言われたらもうお手上げという人がほとんどじゃないでしょうか?

わかりますよ、僕もそうでしたから・・・。

 

僕はいまカナダにワーホリで来ていますが、現地のホテルでハウスキーパーとして外国人の同僚たちと面白おかしく働いています。

ネイティヴスピーカー(カナダ人とかオーストラリア人とか)の英語はめちゃくちゃ早いので会話がけっこう難しいですが、ノンネイティブの人たちとなら英語でだいたいのことを話せるくらいにはなりました。

英語を本格的に勉強し始めてもう少しで1年が経つくらいですが、この程度で良ければ誰でも全然なれると思います。

 

今回は日本人が英語を話せない2つの原因と、英語が話せない日本人が話せるようになるためのたった「1つの意識」についてお話ししていきます。

 

 

日本人が英語を話せない理由は「発音」を気にしすぎだから

僕は基本的にコレだと思っています。

「ネイティヴみたいにキレイな発音ができないから話せないしきっと通じない」

この謎の考えが日本人にははびこりまくっていて、これが日本人が英語を話せない原因だと思います。

 

いや、たしかに発音はキレイな方が良いです。それは間違いないです。

でも英語のネイティヴスピーカーでもない日本人がいきなりそんなキレイな発音で流暢な英語を話せると思いますか?

 

これって野球やったことない人がキャッチボールに誘われて、

 

「でも140キロなんて投げれないからキャッチボールなんて無理」

 

って言ってるのと同じくらい意味のない考え方です。

 

出せるわけないんだから!野球の素人がいきなり140キロなんて!

誰も期待してないからそんなこと!

 

って思いません?笑

 

テレビや映画でよく見る英語ペラッペラのネイティヴたちの会話ありますよね?

あれはスポーツで言ったらプロのアスリートたちのレベルだと思ってください。

素人のあなたが一朝一夕で絶対に辿り着けるレベルじゃないので安心してください。

 

発音とかキレイじゃなくて全然良いんです。

一番大事なのは「話そうとする意思」ですよ。

 

だいたい日本人って「キレイな発音」をやたら気にしますけど、その「キレイな発音」とやらだってイギリスとアメリカとカナダでまた違うんだからどこの地域のこと気にしてんの?って感じです。

 

世界中にはネイティヴ英語圏以外の英語話者ももちろんたくさんいて、彼らの英語はそれぞれ母国のイントネーションやアクセントのクセがあります。

例えば中国人だったらちょっとニャオニャオした感じになるし、韓国人はザ行がジャ行になるし(ぎょうざ=ギョージャなど)、スペイン語圏の人は舌を巻く感じの発音になります。

 

それでも彼らはそんなこと気にせずガンガン話しています。

時々「え?なんて?」って聞き返されても臆することなく話しています。

 

さっきも言いましたが一番大事なのは彼らのように「英語でコミュニケーションを取ろう」という姿勢です。

 

意外とカタカナ英語のような発音でも思った以上に通じます。

僕の職場に日本人の男性がいるんですが、その人の英語の発音はけっこう日本人日本人しています。

「アイム ゴーイング トゥ アップステア」みたいな感じ。

でも全然問題なくネイティヴたちともコミュニケーションを取っています。

まあその人は発音が日本人っぽいってだけでスピーキングとリスニングのスキルはかなりあるので当然といえば当然ですが・・・。

 

ただこの事実からも分かるように発音は「あればなお良い」くらいのものでしかありません。

まだ全然話せない段階なのにすでに発音のことなんて気にするから、日本人は英語を永遠に話せないという負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

 

だから「発音が悪くて通じなかったらどうしよう」という気持ちを乗り越えて、勇気を持って英語を話してみてください。

実際に話してみたら予想以上に自分の発音でも全然いけるな!って実感できると思います。

 

日本人が英語を話せない理由は文法を気にしすぎなのもある

日本人が英語を話せない理由はもう一つあります。

それは「文法を気にしすぎ」なところ。

 

中学校、高校の英語教育のおかげで、「英語というのは厳密に文法を守らないと意味が通じない言語だ」と洗脳されてしまった人は少なくないはず。

 

たしかにライティングではなるべく厳密に文法を守った方が良いですが、スピーキングに関してはそんなことはありません。

 

えーと質問したいから最初がDoで・・・あ、でも彼のこと聞きたいからDoesにしなきゃ・・・あれ?この場合はaになるんだっけ?theになるんだっけ?

 

・・・・・・

 

うるせーな!

そんなのいちいち考えなくてもテキトーで通じんだよ!

 

くらいに開き直っていきましょう。

 

ネイティヴだって会話では「It's fun?」とか疑問文の文法にしないで質問したりしてきます。

(文法的に正しいのは「Is it fun?」)

だからそんな細かい文法なんて、話す上では気にする必要はマジでありません。

 

とりあえず

「いつ」:昨日?今日?明日?

「誰が」:自分が?あなたが?彼/彼女が?彼らが?

「何をする」:買う?寝る?行く?

 

くらいの文法が最低限言えれば英語初心者はそれで十分です。

 

だいたい英語も実はたいがいテキトーな言語ですよ。

Do you want to drink?という文があります。

これには2つの意味があるのを知っていましたか?

1つは「(あなたは)飲みに行きたい?」という「〜したい?」の意味で使われる文章です。

2つ目は「飲みに行かない?」という「〜しませんか?」の意味で使われる文章なんです。

 

まったく同じ文章なのに意味が違う時があって、それは会話の流れやニュアンスから察するんです。

こんな風に実際には学校の教科書で習ったほど英語というのは厳密な文法で話されているわけではありません。

けっこうテキトーに話しても十分に通じますので安心してください。

 

 

まとめ

まあすっごい簡潔にまとめると

「こまけーことはいいんだよ!」

ってことです。笑

 

結局のところ日本人が英語を話せない一番の原因は「恥ずかしがり屋」だからでしょう。

島国で生き抜くため集団で生きるようになり、集団からはみ出さないようにする風習の中生きてきたから「恥」を非常に重視する民族だというのは聞いたことがある話です。

 

何度も言っていますが、英語が話せるようになる上で大切なことは発音でも文法でもなく「間違っても気にせず話す意思」です。

「発音が上手くなったら、文法をたくさん覚えたら、リスニング力が上がったら実際に話してみよう」

こういう人は残念ながら英語は大して上手くならないか、なるまでにものすごい時間がかかってしまう人だと思います。

 

最強なのは

とりあえず話す→わからない言葉や表現がある→調べる(または聞く)→それを使って話してみる

こういうサイクルをすごい早さで回している人です。

 

ビジネス的に言えば

PDCA(Plan/Do/Check/Action)を回すっていうやつですね。

 

つまり机に向かう勉強だけではなく、実践も並行して行うという方法です。

これが出来る人が間違いなく英語力を伸ばせる人だと思いますよ。

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