ジャパレスはなるべくやめとけ!納得するその理由を経験者が語る

夫婦でワーホリ(カナダ)
この記事の所要時間: 51

こんにちは、夫婦でカナダにワーホリ中の者です。

今日はこんな人向けに話をしたいと思います↓

これからワーホリに行こうか考えているけど、英語は正直あんまり話せない。

ワーホリについて調べてみると、英語が話せない人は日本食レストラン(通称ジャパレス)行きになることがほとんどって書いてある。

ジャパレスってどんなところなの?時給はどれくらいで仕事内容はどんな感じなの?

現在ワーホリに行こうとしていて、かつジャパレスにお世話になるかもしれないと感じている人には気になるところじゃないでしょうか。

僕たちもカナダのBC州の片田舎で1ヶ月だけジャパレスで働いていたので、そんなあなたの為にジャパレスが一体どんなところなのか詳しくお話ししますね。

一言でいうと多くの人にとってやめといた方が良いところだと思います。笑

 

それは「海外に来たのに日本語環境なんてもったいない!」とかそんな意識の高い理由ではなく、シンプルに職場としてヤバいところである場合が多いからです。笑

 

僕のオススメはカナダだったらバンフでハウスキーパーですね。

そこまで高い英語力は要らないし、時給もジャパレスより高いので。

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「ジャパレスで働く」ということ自体は全然アリ

まず冒頭でも言っている通り、僕は別に「せっかくワーホリで海外に来たんだから海外交流するべき!英語が話せないクセに海外に来るな!」とかいう意識高い人間ではないのでご安心を。

僕たちも今はローカルジョブの英語環境で働いていますが(ハウスキーピングですが・・・)、英語力はそこまであるわけではありません。

ワーホリの目的なんて人それぞれなので、単に海外で働いて生活してみたいっていう動機でも全然いいんじゃないかと僕は思っています。

 

だから「英語が話せなくて英語が伸びないからジャパレスはやめとけ」ということを言っているわけじゃないんです。

 

シンプルに職場としてヤベーところが多いっていう話です。

 

労基的に違反しているお店もあったりしますし、何より僕が感じたのは人間関係でした。

 

はっきり言ってジャパレスはクセのある人が多い

 

いやいや30歳で夫婦で仕事辞めてワーホリに行ってる人間達が何を言ってんだと思うでしょうが、僕たちなんてピヨピヨかわいいヒヨッコちゃんです、ジャパレス界のクセある人間の中では。

 

自分で言うのもアレですけど、僕は人生は支離滅裂ですが人間としての人格はけっこうまともだと思っています。

友達にもそう言われるので思い込みではないはずです。笑

 

クセ×クセで大クセの人ばかり

僕たちが働いていたジャパレスにいた人がどんな人たちだったかについて少し触れます。

 

一人目

まずマネージャー(31男)。

というかマネージャーが一番の大クセだったんだけど。

この人はもともと在日中国人の子どもとして日本に生まれ、10代の時に日本からカナダに家族と移住して現地の学校を出た人なんですけど、英語はもちろんペラペラな上に日本語も完全にネイティブレベルです。

初対面の時は見た目と日本語の堪能さから完全に日本人だと思いました。

Youtuberの井上ジョー(日系アメリカ人)もかなり日本語が上手く生粋の日本人並みだなと感じましたが、このマネージャーは標準語も敬語も京都弁も話すし日本の文化もよく知ってるし普通に日本人そのものでした。

 

で、この人はカナダの高校を卒業してから10年近くずっとバンクーバーのジャパレスで働いていて、そこから僕たちが働いていた別のお店にやってきた飲食一筋の人なんです。

 

僕は飲食関係ではバイトですら働いたことはなかったんですが、ジャパレスというのは思った以上に職人の世界なんですね。

 

この人も普段はチャラ男って感じの全然悪い人ではないですが、仕事になると豹変してめちゃくちゃ厳しくなる人でした。

いや、仕事だから厳しくなるのは問題ありません。

困ったのはあまりにも理不尽な要求が多かったことです。

 

例えば・・・

 

・採用されてからトレーニング期間が2日間しかなく、3日目からはたった一人で朝の開店準備や仕込みをしなければいけない。本当にお店には開店時刻になるまで誰も来ない。で、当然何かしらのミスはするわけでそれはマネージャーをはじめ一ヶ月くらい先に入ったバイトがクドクド文句言ってくる。

 

・急に厨房に入ってきて、やれキュウリの切り方が悪いだのこのラーメン味濃すぎだのゆで卵は6分半ジャストで絶対水につけろとかごちゃごちゃ文句言ってくる。何も教えられてないのに。怒るのは勝手だがせめて教えてからにしてほしい。しかも文句がスッゲー細かい!笑

 

・ハンパじゃない気分屋。気分の良い時と悪い時の差が本当に180度違う。良い大人でここまで露骨に態度変える人いるのか!?ってレベル。しかも原因はたぶん眠いとか飲みすぎたとかそういう超個人的なこと。気分が悪いと厨房は誰一人喋らず空気は最悪に・・・笑

 

仕事(調理)に対するモチベーションや厳しさはプロとして流石だなと思っていましたが、「自分が出来ることは全員今すぐ出来て当たり前」という困った考えの人でした。

マネージャーというよりは本当に「職人さん」という感じの人でした。

しかしその癖、人恋しいのかよく仕事終わりなんかは自分の部屋に招待してくれて料理とお酒を振舞ってくれました。

悪い人ではないんですが、その仕事とプライベートの距離感や態度の豹変ぶりに疲れてしまいました。

 

 

二人目

次は一ヶ月先くらいに入ったバイト(30男)、こいつは人生で初めて会ったタイプの人間でした。

まず挨拶してもシカト。でも自分が用事ある時は普通に話しかけてくる。

かと思ったらどうでも良いことでいきなりキレてくる(!)

「この鍋こんなところに置かんといてください!!」みたいな。

普段の置き場所と30cmくらいしか変わらないんだけど・・・

 

男と女で露骨に態度が違う、もちろん女が大好き。

女の子との会話に夢中で初日の僕に仕事をまったく教えないくらい。

 

こっちがその意味わからない態度にブチ切れているのに「今度のオフどっか行くんすか?」とか脈絡のない質問をしてくる。いやむしろこっちがブチ切れてることに気が付いてない。

アスペルガーってこういう人のことを言うのか?いやわかんない、もし違ったら世のアスペルガーの方々に失礼だなと思いつつ、本当にこいつとのシフトは苦痛で仕方なかったです。

 

アコモ(※)で部屋が隣だったんだけど、毎日毎日草を吸っててその匂いが自分たちの部屋にまで充満するのも嫌だったなぁ・・・。

 

※アコモデーションの略。ワーホリではけっこう職場がシェアハウス的なものを所有していて職場の人とルームシェアすることが多いです、安いので。

 

あとはマジで中身が小学生みたいな40後半のおじさん(「俺それやりたくな〜い」とか平気で言う)や、メンヘラの元ケアワーカー、逮捕歴ありの元スーパーヤンキー兼ジャンキー(この人は経歴が恐ろしいが人間としてはめちゃくちゃ良い人だった)などなど同じ日本人のはずなのに日本では今まで会ったことないタイプの人たちばっかりでした。笑

 

一言で言えば大クセ大集合ということです。

 

ジャパレスの給料面について

せっかくなのでジャパレスの給料や福利厚生などについてもお話ししておきます。

はっきり言ってジャパレスの給料は安く、ほぼその国の最低賃金だと思っておいた方が良いです。

カナダであれば$12弱が相場です。

※2018年4月現在。同年6月に最低時給が$12.65に上がる見込み(詳細は下記リンクをどうぞ)

カナダ・BC州の最低賃金が段階的に引き上げられることが決定。2018年は.65に
カナダ・ブリティッシュコロンビア州(以下BC州)の最低賃金が今後段階的に引き上げられることが、先日発表されました。BC州の現在の最低賃金(最低自給)は、$ 11.35 で、$ 1.3 の上昇となります。

 

しかしレストランの場合はチップがもらえるので、それも加味すると月にプラス200〜300ドルくらいはもらえるでしょうか。

チップはお店によってかなり異なるので上の数字は参考程度に。

僕が実際にもらっていたのはそれぐらいでしたが、バンクーバーなど都市部のかなり忙しい店ではチップだけで月1000ドル以上もらえるジャパレスもあるそうです。ここのマネージャーが昔そこで働いていた時はそれぐらいもらっていたと言っていました。

 

あとは観光地のようなところだったら、スキーやマウンテンバイクのレンタル、各種アクティビティやツアーのディスカウント券をくれたりするところもあるようです。

 

まとめ

ということでジャパレスは英語の勉強にならないからやめとけという話ではなく、単純に職場としてあんまり良い環境じゃないからやめた方が良いよという話でした。

僕たち夫婦もせっかく日本のクソみたいな労働文化から解放されて欧米的な労働環境で仕事が出来ると思っていたのに、日本以上に日本みたいな環境で「俺たちははるばるカナダまで来て何やってんだ・・・」と思ったものです。

 

あ、でもオーナーさんは日系ドイツ人の女性ですごく美人で優しいステキな方でした。

本当にあの人と出会えたことがあそこに行って良かったことかなぁ。笑

 

なので冒頭に書いた通り、バンフでハウスキーパーをやるのは割と良い選択だと思います。

一応英語環境になるし、時給もジャパレスよりは良いからね。

 

ちなみにこれは僕たちの体験談ですが、オーストラリアへワーホリに行った僕の友人からも同じような話を聞いたので、これは僕だけの特殊なケースではありません。

こっちで知り合った日本人の人も知り合いがジャパレスに行って散々な目にあったと言っていましたし、ネットで調べればすぐに他の体験談が見れますよ。

むしろ僕なんかまだ給料とかはちゃんと支払われていたため全然良い方で、酷いケースでは最低時給以下で働かさせられたりしていた人もいるようです。

 

まあ逆にビザないのに働いちゃったりしてる人もいたりしますしね・・・なのでけっこうグレーな感じなんですよ本当に。

出来ることならちゃんと会社組織になってるようなホテルとかで働くのが良いです、マジで。

 

 

あとは「ジャパレスしか選択肢がない」という状況を回避するために、頑張って英語を勉強して最低限通用する英語力を身につけましょう。

以下の記事は留学する人向けに書いたものですが、このチェックリストがさっぱりという人は間違いなくジャパレス行きなので渡航前にしっかりと勉強しましょう。

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まあ「我こそはクセである!」という人はジャパレスでも問題なく溶け込んでいけると思うので、そういう人は問題ありません。笑

 

以上、参考になれば幸いです!あなたのワーホリライフがより良いものになりますように!

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