一塁牽制は投げずに牽制しろ!安易に一塁牽制するピッチャーは簡単に盗塁される

一塁牽制は投げずに牽制しろ!安易に一塁牽制するピッチャーは簡単に盗塁される

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この記事の所要時間: 234

僕は野球を始めてからずっと投手一本でやってきたんですけどね、一つ思うことがあるんですよ。

それは、牽制というのはすればするほど走られる(盗塁される)ということ。

盗塁されないために牽制をするのに牽制すればするほど盗塁されるとはこれいかに?と思いますが、高校野球の県予選とか草野球とかのアマチュア野球を見てると本当そう思います。

どういうことか詳しくお話ししたいと思います。

牽制はすればするほど自分が苦しくなる

牽制も実はランナーとの駆け引きです。

「とりあえずランナーが一塁に出たから牽制しとくか」みたいな考えで刺す気もない牽制をするピッチャーは、相手が良いランナーの場合間違いなく盗塁されます。

なぜなら、牽制というのはすればするほどバッターに向かって投げるしか選択肢がなくなってくるからです。

というのも、野球というスポーツはピッチャーがバッターに投げてはじめて試合が動きますから、牽制をしてもランナーを刺せないのであればもうバッターに向かって投げるしかないわけです。

一塁牽制を10回も20回もやるピッチャーなんていないですよね。たぶんやったら審判から遅延行為とみなされて怒られると思います。

3回牽制したら走られる

一般的な同じ走者に対しての牽制回数は多くて3回、やっても4回です。(一塁牽制の場合)

つまり3回の牽制を帰塁して、その次にピッチャーが動いた瞬間スタートを切れば、ほぼ盗塁は成功すると言えます。

経験上、ほとんどのピッチャーが3回牽制したらその後は打者に対して投球します。

前述したようにまれに4回目の牽制をしてくる場合もありますが、ほぼないので3回目以降に盗塁すれば成功率はかなり高いはずです。

というように、こんな感じでポンポン牽制してしまうピッチャーはランナーを刺せない上に走られてしまいます。

最強は牽制をしないで走らせない投手

昔、テレビ番組で元阪神のスピードスター・赤星さん(だったと思う)が言っていましたが、一番盗塁しづらいピッチャーは牽制してこないピッチャーだと言っていました。

牽制をしてこないからどこまでリード出来るのかがわからない、またセットポジションに入ってから投球までの間合いが長く、緊張感からジリジリしてしまい盗塁するタイミングを逃がしてしまうとのことでした。

このエピソードは右ピッチャーの話だと思いますが、セットに入った後の背中で牽制してくるそうです。

セットに入ったあとピタッと動かず何秒もボールを持たれると、もう走れないと言っていました。

ランナーを刺すための牽制

牽制でランナーを刺せることも良い投手の条件ですね。

特に出塁機会のもっとも多い一塁に対する牽制技術は失点を抑える上でも非常に大事です。

余談ですが牽制の技術的な難易度としては一塁⇒三塁⇒二塁の順で難しいと思います。

理由は一塁と三塁はファーストまたはサードがベースについていてくれるので自分が投げたい間で投げることが出来ますが、二塁の場合は基本的に誰もベースにはついていないので、セカンドまたはショートがベースに入るタイミングと合わせながら牽制球を投げなければいけません。

しかもセカンドが入るのかショートが入るのか、またその動きもセカンドが入るフリしてからショートが入ったり、ピッチャーがセットポジションに着く前のサインを見ている状態からいきなり投げたりとパターンが多彩で、これらは投内連携のサインプレーで行われるので牽制の中では一番難しいです。

甲子園などではよく二塁牽制でランナーをアウトにする場面を見かけますが、高校野球において二塁牽制でアウトに出来るのは相当鍛えられているチームである証だなと感じます。

右ピッチャーは首の使い方で盗塁を防ぐ

よく言われることですが、牽制の上手い右ピッチャーは首の使い方が上手いです。

具体的にいうと、首というよりアゴかな?キャッチャーへ向けている視線から少しアゴを引いて気持ち一塁側へ視線を送る感じ。

僕は横浜高校時代の松坂大輔投手がすごく上手いなと思います。

動画を探しましたが見つからなかったので、代わりに同じく横浜高校OBである千葉ロッテ・涌井投手の牽制の動画を載せておきます。

この人もやっぱり間の取り方と首の使い方が上手いですねー。

左ピッチャーは投球動作のレパートリーを増やす

左ピッチャーは一塁ランナーに対して正対するので、どうしても素早いモーションで牽制することが出来ません。

なので投球動作のレパートリーを数パターン用意して、相手を攪乱させましょう。

1)足を上げて投げる

2)足を上げずにクイックモーションで投げる

3)足をゆっくり上げる

これだけだと3パターンしかありませんが、これに首の動きを付けるとさらにレパートリーが増えます。

1)足を上げるときランナーを見る

2)足を上げるときランナーを見ない(バッターを見る)

3)クイック時、ランナーを見る

4)クイック時、セットの時はランナーを見て、投球動作に入ったらバッターを見る

さらにピッチャープレートを外してクイックで牽制球を投げるというパターンもあります。

これをやる時はプレートを外さないとボークになるので注意してください。

牽制します感、バッターに投げます感を出さないのが一番大事

「ピッチャーはポーカーフェイスでいろ」なんてよく言われますが、確かに守備においては野手よりもバッターやランナーと駆け引きしなければならないので考えていることがすぐにバレてしまうのは良くないです。

ランナーが出た時に、「この次牽制しま~す」「この次ホームに投げま~す」という『感じ』が出ちゃうピッチャーは楽勝で盗まれます。

淡々と、そしてしれっと投げましょう。

ランナーがいないとイケイケなのに、出塁されると急に乱調するピッチャーは実に簡単に攻略できます。

ランナーが出ても飄々として、逆に攻撃側を焦らすくらいの余裕を出せるのが良いピッチャーだと思います。

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