ネットショップの仕事って具体的に何やってるの?

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この記事の所要時間: 513

僕は26歳のころに漠然と「自分でネットショップやりたいなあ」と思い始め、27歳でネットショップを運営している会社に転職しました。

当時その業界のことは何も知らなかったので、多少なりともノウハウは知っておこうと思い、まずは下積みをしようと考えたからです。

なので当然具体的に何をやっているのかまったく知りませんでした。友達にもネットショップで働いていると言うと、「毎日何してるの?」と聞かれます。笑

ということで僕と同じようにWeb業界でもネットショップの仕事をしたいと思っている方のために、実際の現場ではどんなことをしているのかお話ししたいと思います。

僕がいた会社の仕事内容なので他の会社はわかりませんが、基本的な部分は同じはずです。

この業界をまったく知らない人向けの内容ですので、詳しい方は優しい目でスルーしていただければ幸いです。笑

一日のスケジュール

※僕の会社は9:00~18:00の勤務時間でした。

9:00~9:30 メールチェック。内容はお客様からの問い合わせやクレーム(誤配送や返品依頼など)に関するものがほとんどで、これらに返信して対応します。

9:30~10:00 前日の売り上げ金額と売れた商品の集計。僕の会社は専用ソフトがなくエクセルで管理していたので、エクセルの集計表に何の商品が何個売れてその日いくら売れたのか、またその商品を買ったのが新規客なのかリピーターなのかを集計していました。これは会社によっては専用ソフトで自動的に算出しているところもあるかと思います。

10:00~12:00 朝にとった集計表やgoogleアナリティクスなどのデータを分析し、Webページに対する施策を行います。対象のお店が自社サイトか楽天などのモールかによって異なりますが、具体的にはバナーやテキストの変更、商品名の変更、付与ポイントの変更などを行います。

12:00~13:00 お昼休み

13:00~18:00 施策の続き。前述したのはWebページに対する施策ですが、これ以外にもある商品を購入した顧客のみをターゲットにしてメルマガを発行したり、商品に同梱するDMやチラシを作成したりもします。

僕は一応店長をやらせてもらっていたのでお店に直接関わるマーケティング的な業務が多かったですが、あとはパートさんが出荷業務や電話対応などをやってくれていました。

※残業は毎日1~2時間くらいでした。(30~40時間/月)

分析力がとっても大事なお仕事

実際に働いてみて感じたのは、ネットショップを運営するためには色んな数字を読み取って、そこから何をするか判断しないといけないということでした。

お金に関する数字

まず小売業として当たり前ですが販売価格、粗利益、営業利益の関係性。これを踏まえてポイントや値引きをいくらに設定するか考えます。

僕はお恥ずかしい限りですがこの仕事を始めるまで粗利と営業利益の違いをよく理解していませんでした。笑

※一応各用語を説明すると以下の通りです。

販売金額=実際に販売する価格

粗利益=販売価格-商品の仕入れ値

営業利益=粗利益-経費

経費=発送費やネットショップの月額運営費など、仕入れ以外に掛かる費用

この辺をきちんと管理できていないと、売れた商品が実は赤字でしたなんていう話になります。

そんなことありえないと思いがちですが、僕の会社は商品点数が全部で3000点くらいあったので全てを完全に把握することが難しく、セールやクーポンなんかの企画をやるとやらかすことがあったんです。笑

アクセスに関する数字

googleアナリティクスの画面

ツールを利用することで、自分のサイトにどれくらいの人が訪れているのかを知ることが出来ます。

『googleアナリティクス』というgoogleが提供しているツールが無料で高機能なので一般的に広く使用されています。

このツールを使うと、どのページに何人訪れていて何人が買っているかを知ることが出来ます。

(もっと細かく分析すればその訪問ユーザーが新規客かリピーターか、またどの地域からのアクセスなのかなども分析することが可能)

このデータを分析することで、以下のように現状の問題点を仮説として見つけることが出来ます。

例1)たくさん訪れているけど買っている人が少ないページ=集客はOKだけどページの内容が分かりにくいのでは。

例2)少ししか訪れていないけど買っている人がいるページ=ページ自体は見ていて買いたくなるような内容になっている。集客が増やせれば売上が上がるのでは。

このように問題点を見つけ出し、改善するための施策を考えていきます。

数字から現状を読み取る力がないと、売上を上げるために何をすればいいのか見当もつかない、またはまったく効果的ではない施策を行ってしまったりする可能性があるので、

分析する力がけっこう大事です。

未経験の方はhtmlやcss、フォトショップ/イラストレーターなどを使えることを重視しがちですが、ECサイトの運営上ではそれらは表面的なスキルであり、

上記のような分析力や施策を考えられる企画力が重要です。

(Web制作会社の場合は、まずは純粋に画像やページを作れる能力が問われると思います。しかしクライアントに提案するため、

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ポジションが上がるにつれ、このようなマーケティング的な能力も求められるのではないでしょうか。)

PDCAという考え方もすごく重要

pdca_a08

PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)という4段階を繰り返すことで業務を継続的に改善していく手法のことです。

新社会人向けの研修を受けた方や意識の髙い大学生さんなんかは知っている言葉かと思いますが、この考え方がネットショップ(Webサイト全般?)の運営にはとっても重要です。

僕も新社会人の頃にこの言葉を覚えて知っているつもりでしたが、「知っていること」と「出来るということ」には大きな違いがあるということを痛感しました。

さてなぜこの考え方が重要なのか?もう少し掘り下げて説明したいと思います。

自分がやったことが良かったのか悪かったのかを知らないと次のアクションが起こせない

先ほどアクセス数などの分析から施策を決めるというお話をしましたが、ここで決めた施策を実施したあと、その結果がどうなったのかを

確認(評価)しないとそれを継続するべきなのかやめるべきなのかという判断がつきません。

もし行った施策が効果的でない、むしろ逆効果だった場合は売上に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

また結果が良かったにしても、なぜそれが効果的だったのか?その理由を仮説でも良いので掘り下げて考えられないと

その施策を他の商品(ページ)や店舗に展開することが出来ません。

例えばAという商品を買った人の同梱物として『チラシに記載のクーポンコードを入力すれば500円引き』という内容のチラシを入れることにしたとしましょう。

×ダメな例:チラシを入れ始めてから検証をしないで入れっぱなし。しかし用紙代、印刷代、梱包作業の人的コスト(人を雇っていれば)、あとはクーポン500円分のコスト・・・チラシにもコストはかかっています。

期間を決めて継続するか止めるかの検証をしないと、このコストが売上に関係する必要なコストなのか、それともムダなコストなのかどうか分からなくなってしまいます。これがこの施策1つならまだ良いですが、これ以外にもセールで値引きしていたり広告を出したりしていて、それらの施策も同じようにやりっぱなし状態だと経営状況に影響を与えるレベルでヤバくなってくる可能性大です。(特に広告関係は費用が高いのでヤバイです)

○良い例:チラシを入れ始める前に、「チラシを入れて1か月後に商品Aの売上が現状から3万円(10%)UPしていればこの施策は成功、ダメなら止めるか方法を変える」と決めている。

またクーポンについても「使用した人が新規客からリピーターになっている割合が10%以上ならOK」とゴール(成功)を定義している。

このように施策の計画段階で「いつまでにどういう状態になっていればゴール(成功)なのか」ということを明確にしていると、実施した後の良し悪しがすぐにわかり、効果的かつスピーディに売上を上げるための施策を行っていくことが出来ます。

僕は新卒で入った会社が比較的大きな会社で業務も組織化されていました。なので上司から指示された業務をただこなすだけで後のことなんか知ったこっちゃねえ状態だったので、この考え方を実践出来るようになるまで苦労しました。(今も実践できているかは自信がないですが。笑)

とにかくWebサイトの運営というのは何をもって成功なのか、そのために何をするのかを全部決めなければいけないということです。

「これをやっていればOK!」みたいなことはありません、検証してみて良さそうなことを繰り返して積み上げていくという地味~なお仕事なのです。

まとめ

興味を持っていても、ネットショップの運営をしている人ってあまり周りにはいないのではないでしょうか?

ということで今回はネットショップの業務内容を具体的にご紹介しました。

業務内容を簡単に言うと、

○お店の売上に関わる業務

・ページの変更や作成

・メルマガ配信

・画像やチラシの作成

・広告を出す

・店舗の売上管理

○バックヤードの業務

・電話/メール対応

・出荷

・仕入れ

こんな感じでしょうか。

それとネットショップを運営する上で大事な考え方は以下の通りです。

1.ゴールの定義をする

目標:月商100万のお店にする

1)そのためには平均約3.5万円/日の売上が必要

2)その日当たりの売上を上げるには以下のように販売する

商品A(単価6000円)を3個=18000円

商品B(単価3000円)を6個=18000円

3)じゃあ商品Aを一日3個売るために何をするか?

2.現状を知る(分析する)

1)商品Aは1個/日しか売れていないことが分かった

2)商品Aのページのアクセス数と売上件数を調べる

3)アクセス数が少ないけどCVRが高いことが分かった

※CVR=売上件数÷アクセス数(厳密には少し違うけど簡単に言うとこれ)

4)アクセス数が伸びれば目標の3個/日を達成できるのではないか?

何をする?→広告を出してみる、SEOを見直してみる

こんな感じでまずゴールを設定して、それを達成するために小さい目標を設定して、

現状を調べて、目標を達成するための施策を考えていく・・・という様な考え方が大事かなと思います。

この辺のお話しは調べればもっとわかりやすく説明しているサイトもあると思いますが、また別の記事で

ご紹介出来ればと思います。

それではまた!

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