【ほぼ100%】職業訓練校のWebデザイン科からWebデザイナーになる方法

実体験
この記事の所要時間: 160

現在僕はWebデザイナー的な仕事を友人から頂いてフリーランス的にちょこちょこやらせてもらっているのですが、いまのキャリアを振り返った時にそのきっかけとなったのが4年前に職業訓練校へ通ったことでした。

これからWebデザイン学科の職業訓練校に通いたいと考えているけど、行ったら本当にWebデザイナーになれるのか?と不安に思っている方もいると思います。

 

実際に職業訓練校のWebデザイン学科へ通っていた僕がそこのところをお答えしていきます。

 

この記事でわかること

・職業訓練校に行けばWebデザイナーになれるのか?

・Webデザイナーになるための最短勉強法

・未経験者がWebデザイナーの求人に応募して内定ゲットする方法

 

オチを先に言うと職業訓練校を出てWebデザイナーになれるかなれないか?といえば、なれます。

ただ実際にWebデザイナーになれる人は受講者の数%かなというのが僕の体感的な数字です。

 

しかし今回は「ほぼ100%」Webデザイナーになれる方法をお教えしたいと思います。

たぶんこれを実践すれば、企業からしたら未経験でも採用したい人材になれるはずです!

 

かなりの長文なので時間がない人は目次で気になる要点だけ読んでいってください。

 

職業訓練校に行けばWebデザイナーになれるのか?

冒頭で書いた通り職業訓練校に行けばWebデザイナーになれるのか?と聞かれればなれますが、実際に受講者の中でWebデザイナーになれる人はごく限られた人です。

これはなぜかというと大きく2つの要因からなると思っています。

  • Webデザイナーとしての適正がない
  • 職業訓練の受講者のレベルや意識が低い

 

詳しく説明していきます。

 

Webデザイナーとしての適正がない

身も蓋もない話かもしれませんが、いざWebデザインの勉強を始めてみたら全然楽しくないわ、みたいな人もクラス受講者の中にはけっこういました。

この仕事は基本的にパソコンの作業が苦痛でない人じゃないと続けるのは難しいと思います。

 

なんかイメージ的にはオシャレなサイトをMacbookでササっと作ってかっこいい!オシャレ!みたいな感じがしますが、実際にはコードと呼ばれる文字列をひたすら眺める仕事です。

たとえばこのサイトがどうやって作られているか少しお見せしましょう。

 

<header id="header" role="banner" itemscope="itemscope" itemtype="http://schema.org/WPHeader">
<div class="wrap ct">
<h1 id="logo" itemprop="headline">
<a href="https://lifeisfreedom.biz"><img src="https://lifeisfreedom.biz/wp-content/uploads/2017/01/logo-1.png" alt="Live Freely"></a>
- 会社に依存しない生き方を模索するブログ -
</h1>

<div id="header-menu-tog"> <a href="#"><i class="fa fa-align-justify"></i></a></div>
</div>
</header>

 

 

 

このhtmlと呼ばれる文字列によってサイト上部のLiveFreelyという画像とその背景の水色部分を表示しています。

2018年5月8日追記

ブログのテーマを変えたのでデザインも変わりました。

上記のコードとこのブログのデザインに関連性はなくなりましたが、コードがどんなものだかイメージしてもらえればと思います。

 

※実際にはこのサイトはワードプレスというCMSと言われるアメブロみたいなノリでWebサイトを作れる非常に便利なソフトによって作られているので、上のようなコードは僕が打つ必要はなく自動的に生成されるのですが、それにしても上に書いてあるのがどういうことなのか理解出来ないとカスタマイズすることも出来ません。このサイトのデザインは元のデザインから僕が少々カスタマイズしています。

 

これらをひたすら打ち込み実際にどう表示されるか確認して、また打ち込んで・・・というのが実際のWebデザイナーがやっていることです。

厳密に言えばこれはコーディングという作業で、その前にWebサイトの全体像をフォトショップやイラストレーターというソフトを使ってデザインする作業も行います。

あとはサイトに使うバナーなんかの画像をデザインしたりもしますね。

 

でも職業訓練校で勉強するのはhtml、cssなどのコーディングのみです。

これはきっとフォトショ、イラレの使用料が高くて予算的に導入出来ないからではと僕は思っています。

コーディングやるだけならパソコンとメモ帳とブラウザがあれば出来ますからね。笑

 

とにかくWebデザイナーになりたいならひたすらこういうことをやる仕事なんだということを知っておくべきだと思います。

「デザイナー」という響きに騙されがちですが、実際の仕事内容はどちらかというとプログラマーに近いのかもしれません。

 

職業訓練の受講者の3分の1くらいはこのhtml、cssが理解出来ず挫折します。

はっきり言ってhtmlとcssはWebデザイナーになるために最低限必要な知識と言えます。

ここがわかってないとWebサイトは作れませんので・・・。

さらに言えばこれらはコーディングとしては基礎の部分で、JavaScriptやJquery、PHPといったhtmlに比べたらもっと高度なプログラム言語を多少は理解できないとWebデザイナーとして活躍するのは難しいでしょう。

 

まあ誰だって最初は初心者なのでそんなのは勉強して覚えれば良いんですが、大事なのはその勉強が苦痛にならないかどうかです。

 

こういうのはもう全然ダメ!という人はそもそも適正がないので心が折れてしまうと思います。

 

職業訓練の受講者のレベルや意識が低い割合が多い

僕も実際に通ってみて知りましたが、職業訓練校にやってくる人の目的はさまざまです。

  • 受講する学科の知識・経験を活かした仕事に本当に就きたい人
  • 転職までのつなぎで来た人
  • 失業したからとりあえず来た人

 

だいたい受講者の動機は上の3つにわかれるかなと思います。

もちろん授業へのモチベーションは上から順に低くなっていきます。

 

そもそも対して興味ないのに来る人いるんかい!と思うかもしれませんが、失業給付金目当てに受講しにくる人もけっこういるんですよね。

1クラスは約30人くらいですが、3分の1か半分くらいはそんな感じの悪く言えばお金目当ての人たちです。

そんな人たちは熱心に受講するわけでもないし、そもそもWebデザイナーに本気でなりたいわけでもありません。

「カンタンになれるならなってもいいかなー」くらいの人たちです。

 

だから冒頭に書いた「Webデザイナーになれるのはごく限られた人」という事態になるわけですね。

要するに母数の中にポンコツが多めに混ざっているので就職率が低くなるということです。

 

しかし逆に言えばこの2つの要因に当てはまらない人はWebデザイナーになれる可能性が十分あるということです。

つまり頑張ればけっこうな人がなれるということです。

 

職業訓練校でのWebデザインの勉強だけでは不十分。家でも勉強するべき

 

職業訓練校はWebデザインを覚えるきっかけでしかありません。

あなたが本当にWebデザイナーになりたいのであれば、職業訓練校の授業だけでは不十分です。

なぜかというと職業訓練校では本当にWebサイト制作の基礎中の基礎しかやらず、その状態で雇ってくれるところはほとんどないからです。

職業訓練校を普通に受講して卒業しただけでは「Webデザインができます」というより「コーディングが少しできます」くらいの状態にしかなりません。

上でも書きましたがWebデザインの仕事というのはコーディング以外にもやることがあるので、Webデザインを体系的に学びつつ技術的な掘り下げた部分も学んでいくのがベストです。

 

自宅でやるべきリスト

1.Webデザインの仕事内容の全体像がわかる本を読む

2.まずはhtml、cssを覚えて色んなサイトを作る

3.Photoshop/Illustratorを使えるようになる

4.Javascript、Jquery、PHPを覚えてより高度なWebサイトを作る

5.Webマーケティング、SEO、コピーライティングについて学ぶ

6.自分のWebサイトを持つ

 

正直言って当時僕は自宅では2しかやっていなかったので、あまり偉そうなことは言えませんが・・・笑

でもこのやるべきリストは今の僕が考えるベストな勉強だと思っています。

なんせ当時はWebデザインってどんなことをするのかよくわからなかったので、とにかくhtmlとcssを書いていましたが、Webサイト制作の何たるかが色々と理解できてきた今、僕が誰かに実践的なWebサイト制作の勉強法をアドバイスするなら上の方法が一番の近道だと思います。

 

上記の勉強法&アウトプットを毎日実践すれば、たった3ヶ月でもけっこうWeb制作が出来る人材になるはずです。

ここまでやれれば未経験でも採ってくれる会社はかなりあるはずです。あとは自分のアピール次第です。(これは後述します)

 

僕も当時これを誰かから聞いていれば、もっと就職活動が楽勝だったのになと思います。

ちなみに3ヶ月と書いたのは、職業訓練校の受講期間はだいたい3ヶ月だからです。

せっかく3ヶ月お金をもらいながら勉強出来るスーパースター状態に突入するので、自宅でも勉強してマジでWebデザイナーになりましょう。

 

それでは上のやるべきリスト6項目を詳しく解説していきます。

 

Webデザインの仕事内容の全体像がわかる本を読む

職業訓練校ではWebデザイナーが実際にどのように仕事をしているかまでは教えてくれません。

まあこれは何の学校でもそうですよね、専攻で学んだことと実際の現場は完全に直結するわけじゃありません。

Webデザイン・Web制作という仕事は実際にどうやって受注〜制作〜納品をしているのか?

その中でWebデザイナーは何をやっているのか?仕事をする上で気をつけるべきポイントは何なのか?

わからないことがてんこもりだと思います。

 

こういったことの全体像を知っておくのは自分の勉強が実際の仕事の中でどういう部分で役立つのかを理解しながら勉強できるようになるので、最初に知っておくと学習の理解度が深まると思います。

 

ネットで検索して調べても良いですが、僕が調べた限り内容が浅く断片的なものが多いので、おそらくイマイチ全体像が掴みづらいかと思います。

なので本を読むことを僕はオススメします。一撃で理解できると思います。

 

 

この本はまさにWeb制作の会社が具体的にどういうことをやっているのか、業務フローから実際の業務の分担方法などまで細かく書かれているので、これを読めばWeb業界の全体像が掴めると思いますよ。

 

html、cssを覚えて色んなサイトを作る

職業訓練校ではhtmlタグやcssプロパティの意味や使い方を教えてくれますが、基本的にできない人に合わせて授業を進めるので進み具合は非常に遅いです。

なので基礎の基礎を授業でやったら、あとはひたすら自分でサイトを作りまくってみましょう。

htmlタグやcssプロパティというのはめちゃくちゃ種類があり、授業では基本とちょっとした応用くらいまでしかやりません。

本当に使えるコーディング力を身につけたければ、自分で実際にデザインしまくって覚えるしかありません。

コーディングを覚えることに関しては基礎を知ったあとならネットの方が良いかもしれません。

というのもhtmlやcssの技術というのはすぐに新しいものが出てくるので、本を買ってもすぐに情報が古くなってしまう可能性があるからです。

 

僕がオススメする方法は、まず色んなWebサイトを実際に見てみることです。

そしてWebサイトを見ていると「これどうやってるんだろう?」と思うレイアウトが出てくると思います。

カーソルを合わせると画像が四角形から円形になったり、メニューバーがスクロールしてもずっと付いてきたり・・・。

こういう気になったレイアウトをネットで検索してみると、その方法を解説してくれてるサイトがけっこう出てきます。

たとえば「画像変形 css」とか「スクロール メニューバー css」みたいな感じで。

そしてそのサイトに書いてある解説やコードを実際に自分で実装してみることで、だんだんと自分の身についてきます。

僕はこうやってデザインの幅やコーディングのスキルを高めてきました。

 

参考にするWebサイトは以下のような参考サイト集で探すとカンタンです。

 

Webデザインの見本帳

ikesai.com

 

あ、それともし職業訓練校でレスポンシブ対応(スマホやタブレット端末の表示に対応すること)についての授業がなかった場合は、自分で勉強しておきましょう、今の時代ほぼ必須になっていますので。

これもネットで調べればすぐに出てきます。

例えばこのサイトでレスポンシブ対応について解説しています。

初心者も分かる!レスポンシブ・デザインの作り方
レスポンシブサイトのHTML、CSSの作成方法を、初心者にも分かるように説明。サンプルコード、テクニックなど。

 

Photoshop/Illustratorを使えるようになる

Webデザイナーはバナーやヘッダーの画像作成も行ったりするので、この2つのソフトが使えることはWebデザイナーとして働くための必須条件です。

最低でもどちらか1つのソフトで簡単なものでも良いので画像作成経験がないとWeb制作会社で働くのは厳しいです。

 

僕が職業訓練校に通っていた当時、まだPhotoshop/Illustratorは買い切りタイプだったので非常に高価なソフトで、お金がなかった僕は買うことを諦めるざるを得ませんでした。

それぞれ単体で10万近かったかな?たしか・・・。

 

現在は月々いくらで使用料を支払うシステムになったので、お金がない職業訓練生でも導入しやすくなりました。

単体で約1300円/月、他のソフトも全部使えるコースだと約4000円/月で導入することが出来ます。

Photoshop/Illustratorの2つだけなら2600円/月で済むので、それくらいならお金がなくても捻出出来るでしょう。

 

 

あとは操作方法ですが、これらのソフトは非常に高機能なため操作は基本を覚えるまではなかなか難しく感じると思います。

これも本でソフトの概念と基本操作をざっと体系的に学んだ方が効率的です。

 

 

 

どちらの本も初心者向けに丁寧に解説されているのでわかりやすく勉強出来ます。

 

もちろんお金に余裕がない人はネットで調べるのもアリだと思います。

以下のサイトが詳しく解説していますよ。

サルワカ(Photoshopの使い方)

株式会社LIG(Illustratorの使い方)

イラレに関してはやはり本で読んだ方が深く理解出来るとは思いますが・・・。

 

 

Javascript、Jquery、PHPを覚えてより高度なWebサイトを作る

これらはWeb系のプログラミング言語と呼ばれるものです。

htmlやcssはWebサイト上に文字を表示したり色を付けたりする機能がありますが、これらの言語を覚えれば画像がスライドしたりテキストが浮き上がってきたり、さらには会員登録機能が付いたより高度なWebサイトを作れるようになります。

 

これらも職業訓練校で勉強しますが、本当にかるーくしか触れないので独学が必要です。

Javascript・Jqueryとは?

Webサイトに動きをつけることが出来るプログラミング言語で、上に書いた通り画像をスライドショーにしたりできます。

実際にはJavascriptよりはJqueryを勉強するだけでも十分かと思います。

なぜならJavascriptをよりカンタンに使えるようにしたライブラリと呼ばれるものがJqueryで、最近ではJquryが使われていることの方が多いのでJqueryを勉強した方が実用的だからです。

 

 

僕はこの本を読んでJqueryを勉強しました。

基礎から学べるし実際に手を動かす内容になっているので覚えやすいかと思います。

 

 

PHPとは?

PHPはページ間でデータの受け渡しをしたり、またデータベースといってサーバー上にある大量のデータをWebサイトから保存・更新・削除したり出来る言語です。

何言ってるかよくわからないと思いますが、ネットショップやクックパッドのような大量のページを必要とするWebサービスにこの言語は使われています。

と言っても実際にそういうサービスを作るのはもはやWebデザイナーではなくWebエンジニアがやる仕事なので、ここまで出来るようになる必要はないと思います。(もちろん出来るにこしたことはないけど)

 

ワードプレスというCMS(サイト制作のソフトウェアのようなもの)はPHPをベースに作られていて、Web制作会社でもワードプレスをベースにWebサイト構築をしているところは多いです。

僕も個人でサイト制作の仕事を頂くときはワードプレスで作ることがほとんどです。

なのでPHP自体の勉強というより、ワードプレスで使うPHPがどういうものなのかを勉強した方がWebデザイナーとしては実用性が高いです。

 

 

この本を読んで書いてある通り進めていけば簡単なクックパッドみたいなページが作れます。

とりあえずPHPが何なのかをしるために読んでおくと良いですよ。

 

ワードプレスの勉強方法は後述します。

 

 

Webマーケティング、SEO、コピーライティングについて学ぶ

これはコーディングやバナー作成などのWebサイト上で目に見える部分に関わるスキルではありませんが、非常に大事なスキルです。

むしろ企業からしてみると、もの凄いキレイなコードが書ける人材よりここの部分をよく理解している人材が欲しいと思っているはずです。

 

なぜなら会社の売上に直結しやすい部分だからです。

 

Webマーケティング

あなたはWebサイトを制作する理由は何だと思いますか?

個人ではなく事業者がWebサイトを持つ場合、基本的にはWebサイトを経由して利益を生むためにサイトを持つはずです。

実際にはこれを理解しないままWebサイトを何となく制作依頼している事業者がけっこう多いですが・・・。

 

WebマーケティングはWebサイト上の利益を最大化するためにサイトを分析・改善することすべてを指します。

SEOもコピーライティングも広義ではWebマーケティングに含まれます。

具体的にはgoogleアナリティクスでサイト訪問者の数・属性、アクセス数やコンバージョン率、流入キーワードなどを分析し「もっとアクセスを増やしWebサイト経由での売上をあげる」ための施策を行います。

つまりレイアウトを変更してみたりテキストの文言を変えてみたりバナーを変えてみたり・・・といったことです。

 

これらはWebサイトを運営した際に行うことですが、Webサイトを制作する段階でもWebマーケティングの知識があるかないかでサイトの良否はかなり左右されます。

Webサイトで商品を売りたいのか会社の認知度を上げたいのか、どうやってサイトを露出させるのか(自然検索か広告かSNSか)、どんなユーザーにアクセスしてほしいのかによって、配色やテキストのサイズやフォント、サイトの作り方自体も変わってくるはずです。

こういったことが考えられる人材は貴重です。

 

 

「沈黙のWebマーケティング」は少し前にこの業界界隈で話題になった本です。

マンガ形式になっているのでスイスイと読み進められるはずです。

 

SEO

Webサイトについて少しでも知識がある人は聞いたことがある言葉だと思いますが、検索ロボットがわかりやすいWebサイトの設計をすることです。

これによって自然検索による検索順位が不当に下がることはなくなります。

よく勘違いしてる人がいますが、SEOによって検索順位が「上がる」わけではありません。真っ当にサイトを評価してもらえるようになるだけです。

同程度のコンテンツのサイトだった場合、サイト構造がSEO上ダメな方が順位を下げられるので相対的に順位が上がるだけです。

 

逆に言うとめちゃくちゃなサイト構造をしていると検索ロボットからペナルティを受けて、検索しても引っかからないサイトになってしまう危険があります。

SEOも奥が深いので話しだせばキリがありませんが、基本くらいは抑えておいた方が良いです。

 

 

SEOはネットで調べると色んな人が色んなことを言っていてドツボにはまるので注意してください。

上記の本は業界のプロが監修しているので、これに書いてあることを信じれば間違いないです。

基本的にSEOにズルはありません。裏技的に順位が上がるみたいな情報はウソだと思ってください。

 

「検索ロボットにWebサイトの情報を正しく伝えること」がSEOの本質だと考えればOKです。

 

コピーライティング

コピーライティングとは見たり読んだ人の反応率を高める文章を書くスキルのことです。

分かりやすい例が有名な以下のフレーズです。

 

そうだ、京都へ行こう

 

JR東海の有名なキャッチコピーですが、こういう感じで人を惹きつける文章を書く能力をコピーライティングといいます。

例えば販売ページや問い合わせページなどのテキストをコピーライティングのスキルがある人が書くと、反応率がかなり変わります。

 

これは生まれ持った才能なんじゃないかと思いがちですが、実は法則があるのでコツを抑えればある程度書けるようになります。

 

 

これまた沈黙シリーズですが、やはり読みやすいのでオススメです。

こちらはWebでも公開されています。

沈黙のWebマーケティング ―Webマーケッターボーンの逆襲―
数々のサイトの集客を救ってきたWebマーケッター「ボーン・片桐」が活躍するハードボイルド系漫画ノベル。Webマーケティングの本質がここにある。

 

自分のWebサイトを持つ

ここまで来たら、あとは自分でサーバーを借りてWebサイトを実際にウェブ上にアップロードして公開しましょう。

職業訓練校ではサーバーにはアップロードしないでローカル環境で勉強するはずですが、やはり実際の動作環境やサーバーとは何なのかを知るためにもサーバーを借りてサイトを公開してみることをオススメします。(html/cssはネット環境がなくても作業自体は出来るんです)

 

そしてどうせならワードプレスでサイト構築してアフィリエイトなんかも一緒に始めれば、勉強にもなるしお金儲けにもなるしで一石二鳥です。

 

アフィリエイトとは自分のサイトで商品やサービスを紹介し誰かが買ったり申し込んでくれたら紹介料がもらえるビジネスのことです。

すごい胡散臭く感じますがまっとうなビジネスなので安心してください。笑

アフィリエイトをやることの何が良いかというと、アフィリエイトでお金を稼ぐにはSEOやコピーライティングなどのWebマーケティングのスキルが必須なんです。

なのでアフィリエイトを頑張っていれば強制的にWebマーケティングのスキルが手に入ります。

ただアフィリエイトは成果が出るまでにかなり長い期間を必要とします。

最初の3ヶ月〜半年はアクセスがほぼ0とかザラにあるので、折れない心が必要です。笑

 

アフィリエイトをやることで売上を上げたい!という気持ちが自分に湧いてきます。

なので実際のクライアントがどんなことに悩んでいるのかがよく分かるようになってくるんです。

 

 

ロリポップサーバーなら月額500円からサーバーを借りられるので始めやすいと思います。

 

あとはワードプレスの導入と基本的な設定、あとはアクセスを増やす記事を書く方法は「バズ部」さんのサイトがすごく参考になります。

 

バズ部

 

あとはワードプレスのカスタマイズに関しては、以下の本がかなり良いです。

 

 

この本を全て読み終えた頃にはワードプレスでほぼどんな仕様でも実装できるようになるでしょう。

 

 

 

職業訓練校を卒業した時点でここまで出来ていればもはや敵なし状態です。

マジでほぼ100%Webデザイナーとしてすぐに活躍できると思います。

 

そして、何でもそうですが大事なのは実践すること。

本を読んだりネットで知識を増やしても実践しなければ意味がありません。

ひたすら勉強する→サイトに反映するのサイクルを速めていきましょう。

 

Webデザイナーの求人への応募の仕方

 

さてここからはどうやってWebデザイナーの求人に応募し、内定をゲットするかの話しです。

とりあえず転職サイトに登録をしましょう。

 

マイナビクリエイター

 

募集要項の必須事項に「◯年以上の経験者」と書いてあるところは応募してもスルーされる可能性があるので、未経験でも募集可能な求人を探して応募しましょう。

 

ポートフォリオサイトを作ろう

この業界は履歴書なんてあまり意味を持たない世界です。

すべては目に見える成果物で判断される世界なので、履歴書なんかよりまずはポートフォリオサイトを作りましょう。

ポートフォリオサイトとは自分の作ったサイトを一覧にして見せるためのサイトです。

 

以下のサイト(英語ですが)で無料で簡単に作れるのでパパッと作りましょう。

 

Carrd - Simple, free, fully responsive one-page sites for pretty much anything
A free platform for building simple, fully responsive one-page sites for pretty much anything.

 

そしてここに自分の今まで作ってきたサイトを載せていきましょう。

どれぐらいのサイト数があれば良いのかは人によるとしか言えませんが、最低1つ、5つもあればかなり良いと思います。

 

職業訓練校は面接で良く思われない?

なんかネットを見ていると職業訓練校出身者はあまり良く思われないという話が書いてありますが、これは半分ウソで半分ホントかなと思います。

というのも冒頭で述べた通り、職業訓練校に来る人って社会人としての常識というか何というか、そういうのがアレな人がいたりするんですよね。もちろんそういう人ばっかりじゃないんですけど。

そういう人が面接行ったり採用された後なにか問題を起こしているために、企業からは良く思われなくなってしまったと僕は推測しています。

なので「職業訓練校出身者が良く思われない」というよりは「職業訓練校に来る人はアレな人もいるので、その人たちが良く思われていない」というのが真実かと思います。

 

とはいえこの業界は経歴よりも実績を重視するので、とにかく上で書いた「やるべきリスト」をガッツリやって、ちゃんとポートフォリオサイトを作って応募するときにそのURLも送れば、職業訓練校出身者だろうが何だろうが面接にはまず間違いなく進めるはずです。

 

Webデザイナー求人の面接でのポイント

面接時に間違いなく聞かれるのが自分のポートフォリオに載せたサイトについてです。

「何を意識して作ったか」ということを聞かれると思うので、Webマーケティング・デザイン・コーディングの3点について答えられれば十分だと思います。

例えば

Webマーケティング

40代の専業主婦に向けた、家事をラクにする生活用品の情報サイトを作成。

ランディングページには「洗濯物 乾かす 早く」など、ロングテールキーワードを狙ったコンテンツにしてカテゴリには「洗濯物」「掃除」などのミドルキーワード、トップはビッグワードである「家事」を設定し記事→カテゴリ→トップの順にキーワードを拾えるようサイト設計した。

アナリティクスでユーザー分析したところ狙い通り40代女性が平日10〜15時の間にもっとも訪れているため、当初のターゲット通り40代の専業主婦にリーチ出来ていると考えられる。

 

デザイン

40代主婦層がターゲットでテーマは「家事」のため、清潔感のある白と緑をベースカラーとした。

またWebリテラシーの高くない層であるため、レイアウトはシンプルな1カラムとメニューはヘッダーのグローバルナビのみと、テキストは少し大きめにし文章は漢字よりひらがなの比率を多くして読みやすく配慮した。

 

コーディング

このサイトはワードプレスによって制作しているが、カテゴリページごとにヘッダーのレイアウトを変更したかったのでフィルターフックで出し分けを行った。

 

 

職業訓練校を卒業したばかりであなたがここまでのサイト作りとプレゼンができればほぼ満点だと思います。

ほぼ100%内定がもらえるでしょう。

 

まとめ

かなりの長文で職業訓練校を卒業してからWebデザイナーになる方法を説明してきましたが、「やるべきリスト」の1〜6まで全部を3ヶ月で100%勉強するのは実際にはかなり困難だと思うので、

1:Webデザインの全容把握

2:html・cssのスキルアップ

3:Photoshop/Illustratorを使えるようになる

 

まずはここを集中的に勉強して100%に近づけましょう。

これらができるだけでも未経験で雇ってもらえるはずです。

 

1〜6まで全部出来るようになれば普通に即戦力として戦っていけるはずです。

 

あと「やるべきリスト」の中で自分のサイトを持つことを最後に持ってきましたが、まず最初にサーバーを借りてサイトを作ってしまって、勉強しながら都度そのサイトに手を入れていく方法がベターだと思います。

アクセス数を集めるのにも時間がかかるのでサイト構築は早ければ早いほど良いです。

 

Webデザイナーに求められるのはマーケティング力に基づいたデザイン力なので、この業界で長く働きたければ2つのスキルを高めるよう日々意識していきましょう。

 

 

ちなみに僕はもともとWebデザイナーになりたかったわけではなく、ECサイト(ネットショップ)を将来自分で運営したくてそっち系の会社で経験を積もうと思いこのWebデザイナー学科を受講しました。

ネットショップを運営している会社の求人というのはWebデザイナーの求人にくらべ圧倒的に少なく、そのため就職活動にはかなり難儀しましたが最終的になんとかアルバイトとしてそういう会社で働くことが出来ました。(のちに正社員になった)

 

そこから独立して今に至るので、実際にはWebデザイナーの求人に応募したことはないんです、偉そうに長文書いてごめんなさい。笑

でも今自分がフリーランスのWebデザイナーもどきになって感じるのは、会社の経営者だったらこういうWebデザイナーがいたらめっちゃ頼りになるし絶対に雇いたいと思うはず!ってことです。

 

あと年齢に関しては30代半ばまでだったら未経験でもいけるはずです。

僕の職業訓練校時代のクラスメートの人が当時36歳くらいでしたが、まったくの未経験からWeb業界に就職していました。

まあその人は厳密にはWebデザイナーではなくコーディングのみを行うフロントエンドエンジニアでしたが・・・。

 

最後に、ネットでは「職業訓練校に行っても意味がない」とか言ってる人がいますが、それは違います。

たしかに職業訓練校の授業内容は実務に比べたらうすーいものです。

しかし職業訓練校に行くことで、3ヶ月もお金をもらいながら勉強が出来る環境に身を置くことが出来るのです。

このボーナスステージを有効に使ってキャリアアップに繋げられない人は何をやってもダメでしょう。

職業訓練校がダメなんじゃなくその人の過ごし方がダメなだけです。

 

ということでこの記事がこれから職業訓練校に通ってWebデザイナーになりたい人のためになったら嬉しいです。

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